機械使用者による機械のリスクアセスメントの適切かつ効果的な実施を促進するため、平成24年1月の労働安全衛生規則の改正で、機械製造者等による「機械に関する危険情報の通知」が努力義務になりました。
機械製造者等が自ら機械のリスク低減を図った上で、さらに残るリスクに関するリスク低減方策を機械使用者に委ねる場合は、残留リスクに関する情報を作成し使用上の情報として機械使用者に提供する必要があります。
この残留リスクに関する情報を「残留リスク一覧・残留リスクマップ」の形で提供するのが「機械に関する危険情報の通知」です。
「残留リスク一覧・残留リスクマップ」は、設計・製造段階でのリスクアセスメント結果を整理することで作成できます。
「残留リスク一覧・残留リスクマップ」の例は、平成24年度の厚生労働省委託事業で作成した「機械に関する危険性等の通知情報の作成事例(PDF 4,802KB)」をご覧ください。
機械使用者は機械製造者等から「残留リスク一覧・残留リスクマップ」と設計・製造段階でのリスクアセスメントの前提となる機械の「制限仕様書」を受領して、機械災害防止を図りましょう。
また機械のリスクアセスメントに取り組まれる方々のために、他にも各種研修会を開催しています。
さらに各事業場のニーズに合わせたオリジナル研修、機械製造者の具体的な機械リスクアセスメント実施、残留リスク情報の作成等のお手伝いまで行っていますので、お困りのことがあれば是非お問い合わせください。
機械に関する危険性等の通知情報の作成事例